豊島の発見

皆さんはご存知でしょうか 香川県と岡山県の県境はかなり岡山県の方に偏っています
その昔 江戸時代に岡山側と香川側の漁師の漁場争いが絶えませんでした。争いを収めるため当時の岡山側の藩主と香川側の藩主が海に樽をうかべて、潮の流れで樽を流し藩境決めました。その結果樽はかなり岡山県側を流れ、後にその境を県境としたため、その大部分を香川県が占めるようになりました。
香川県と岡山県の陸地で県境になっている場所が2つあります。大槌島ともう一つも島です。
樽を流す過程で途中島に流れ着いたのですが、もう一つの島の面白いところは香川県側と岡山県側では表記が違うところです。香川県側では 井戸の島と書いて井島(いしま)、岡山県側では 石の島と書いて石島(いしま)と表記します。
ここ豊島も香川よりも岡山の方が近く、病院や買い物も岡山県側を使うことのほうが多いのです。
豊島の多くの人は岡山県側の宇野港に車を置いています。また豊島や小豆島は四国香川県でありながら四国電力ではなく、中国電力が電気を供給しています。面白いですよね(^^)
(写真はネットよりお借りいたしました)

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【私の住む豊島の現状】
豊島は半世紀前起こった産業廃棄物不法投棄問題で世界的有名になり、行政と戦い続けた歴史をもつ島です。
私も2000年の県との最終合意後、語り部として5年間ガイドをしていた経験があります。
豊島は農業と水産業、豊島石の石材業しか産業の無い島は風評被害により壊滅的な打撃を受けました。
そんな中、島の将来を農業で復興したい、農業しかない!ってな思い込みで農業(苺高設栽培)を4名の農家で始めました。そのうちの一人が当時34歳の青年?私です(笑)
何で苺なのか、何で高設なのか・・・は長くなるので、私が書いた記事等(http://www.nijinet.or.jp/Portals/0/pdf/publishing/shima/208/shima_208_03.pdf )をご覧ください。
そんな豊島問題を後世に語り継ぐため砂川さんは頑張っておられます。本当に頭が下がります。「豊島みたいなところを二度と作ってはいけない!」砂川さんの思いを私たちが引き継いでいかなければと再確認しました。
10分近い特集ですが是非ご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=lg-HoW_kyi4
やっぱり島の夕陽は最高です。
前から行きたいと思っていた「海のレストラン」夕陽を見ながら家族で食事してきました。料理も美味しかったし、こんな豊島も悪くないと思います。
写真: やっぱり島の夕陽は最高です。
前から行きたいと思っていた「海のレストラン」夕陽を見ながら家族で食事してきました。料理も美味しかったし、こんな豊島も悪くないと思います。
いちご家も映ってますよ-!!
Google Japan Blog: ストリートビュー トレッカーパートナープログラム 始めます。
googlejapan.blogspot.com
2013/03/19
瀬戸内国際芸術祭がいよいよスタートします。豊島甲生地区でアートを作成してくださった、クレイグ・ウォルシュ&ヒロミ・タンゴさんの作品発表会に参加してきました。福武会長、北川フラム氏、ミラー・オーストラリア駐日大使、3氏による挨拶があり、ヒロミさんの作品への思いをお伺いいたしました。会のあとはオーストラリアビーフ(オージービーフ)をバーベキューでお腹いっぱい食べさせていただきました。美味しかったー!!
写真: 瀬戸内国際芸術祭がいよいよスタートしました。昨日は豊島甲生地区でアートを作成してくださった、クレイグ・ウォルシュ&ヒロミ・タンゴさんの作品発表会に参加してきました。福武会長、北川フラム氏、ミラー・オーストラリア駐日大使、3氏による挨拶があり、ヒロミさんの作品への思いをお伺いいたしました。会のあとはオーストラリアビーフ(オージービーフ)をバーベキューでお腹いっぱい食べさせていただきました。美味しかったー!!
この夏豊島家浦地区に開館予定の横尾忠則豊島美術館。工事が進んできました。それにしても3/20からの芸術祭、豊島は盛り上がりに欠けてるなー。って思いますが気のせいでしょうか?
写真: この夏豊島家浦地区に開館予定の横尾忠則豊島美術館。工事が進んできました。それにしても3/20からの芸術祭、豊島は盛り上がりに欠けてるなー。って思いますが気のせいでしょうか?写真: この夏豊島家浦地区に開館予定の横尾忠則豊島美術館。工事が進んできました。それにしても3/20からの芸術祭、豊島は盛り上がりに欠けてるなー。って思いますが気のせいでしょうか?写真: この夏豊島家浦地区に開館予定の横尾忠則豊島美術館。工事が進んできました。それにしても3/20からの芸術祭、豊島は盛り上がりに欠けてるなー。って思いますが気のせいでしょうか?
そんな事思っていたら、やっと芸術祭モードに入れそうなこえび隊からのお知らせが届きました。ヒロミ・タンゴさんの作品作り参加のお誘いです。みんなで参加して、豊島の芸術祭を盛り上げよう!!
写真: こえび隊からのお知らせが届きました。ヒロミ・タンゴさんの作品作り参加のお誘いです。みんなで参加して、豊島の芸術祭を盛り上げよう!!
2013/01/07
久しぶりに檀山に登り夕日を見てきました。やはり豊島の景色は最高です。沈む夕日に新しい取り組みへの決意を・・・・・どころでは無くふるえていました。しかし豊島Viewは結局檀山からの夕日になりますね。いっぱい綺麗なところあるのに。

2012・09・18

瀬戸内アート2010の【藤島八十郎をつくる】(藤浩志さん)と、いちご家の子供たちで作ったいちご家のアート看板

豊島の玄関口、家浦浮桟橋から上陸するとお客様をまず出迎えるのはいちご家の看板。秋山タクシーさんのご厚意で2年以上たつ現在でも設置させていただいています。かつて豊島は農業が盛んで、豊かな島でした。ところが37年前産業廃棄物の不法投棄事件の風評被害で農業は壊滅的打撃を受けました。そんな中15年前から産廃からの脱却、島と農業の再生をめざし、苺の栽培を始めました。この看板は豊島の宣伝、豊島の特産苺の宣伝に一役をかっています。

この苺の絵は末娘ちゃんの作(当時:小学1年生)

岡﨑家の子供たちと一緒に看板の文字と絵を考えました。

それを藤さんが形にしてくださいました。

そんないちご家の看板をいつまでも大事にしたいと思っています。

2012.01.01

2012年の元旦の朝

苺の収穫はお休みし、おせち料理を食べた後、家浦八幡神社へ初詣に行ってきました。地元の神社である八幡神社は小山の上にあり、香川では一番古いとされる室町時代に作られた豊島石の鳥居さんをくぐり、階段を上り本殿へ。本殿では家族や親せき、周りの方々の健康を祈り、昨年の御礼、今年の決意表明をさせていただきました。その後おみくじを引きなんと「大吉」!!実はこの神社で大吉は初めてで、今まで良くて小吉。ひどい年は凶なんて年もありました。ちなみに5年前京都の清水寺では大凶でした。ほんとにくじ運悪く人生物語っていました。しかーし!!初めての大吉年男は今年こそ運をつかみ飛躍の年になりそうな予感です。

帰りしな最後の鳥居さんを見上げたら鳥居さんの中にうちのハウスがすっぽり入っていました。なんか守られているって、さっそく大吉のごりやくを感じています。

12月5日(月)壇山岡﨑公園からの夕日

 

豊島美術館

あるYoginiの日常 豊島美術館 はじめての美術館豊島美術館《母型》はなぜ高評価なのか…? 水滴がテーマであるが、豊島人は古くから水と共に生きてきた。雨が少ない豊島、しかし壇山の堆積物がその少ない雨を吸収し、時間をかけて地上に湧かす。人が流れをまとめ溜め池をつくる。その水の恵みにより実り豊かな食を得る。やがてその水は海に達し海を潤す。そんな島の営みの全てをあの空間が表現しているように私は勝手に思う。だからこそ豊島の自然に包み込まれる様な心の安らぎを得られるのではないだろうか。何時間でもいたい空間である。http://www.youtube.com/watch?v=mwh-LtrQDGU&feature=player_embedded#!

 


 

〇農産品

豊島苺(いちご)

豊島の農産品の中で出荷高堂々1位、今や豊島の味になりました。(自称)!!14年前より島の活性化のために4軒の農家で生産をスタート。現在6軒の農家で年間40t位出荷しています。高設栽培により苺は空中に浮いた状態なるため、衛生的です。甘さと酸味が絶妙で味が濃く、食べた瞬間・・・うっま!!一度は食べてみたいイチゴです。販売はいちご家で行なっています。生産期間は11月中旬から翌6月末までです。美味しい時期は1月から4月中旬。ちなみにJA香川県小豆島いちご部会を通して京阪神方面にも出荷しています。大丸ピーコック《オリーブのひとみ》、イズミヤ《小豆島苺》などです。運がよければ当農園の苺が見つかるかも!?(パックのセロテープに生産者ネームが印字してます。)いちご家は苺の収穫がない時期でも、冷凍保管をしている新鮮な苺でシャムやソース、かき氷のシロップなどを加工して販売しています。いちご家は年中イチゴです。

豊島みかん

クリックすると新しいウィンドウで開きます島では昔から生産をしている農産品です。定番の温州みかんはジューシーで甘くてとても美味しいと評判です。また、はっさくや甘夏、夏みかんも美味しく、島のあっちこっちでなっているのを見ます。いちご家の甘夏カキ氷は、木で完熟にした砂爺(砂川さん)の甘夏を搾って作ったシロップでです。                                左の写真は島の南側、唐櫃岡地区から甲生地区に向かう県道沿いにある山本果園http://teshimamikan.com/の風景です。景色としてもそれは綺麗です。みかんが色づき始める11月頃にサイクリングしてみたらいかがですか。

オリーブ

東洋オリーブ(株)豊島農園【豊島オリーブといえば小豆島というイメージがありますが、豊島には東洋一の規模を誇るオリーブ園があります。日本では岡山県牛窓と香川県小豆島でしかオリーブ園がなく貴重な農産品です。塩蔵オリーブやオリーブ油がメジャーですが、最近ではサイダーや砂糖菓子がお目見えしました。オリーブ油の搾りかすは牛のえさとしても使われ、その牛の肉はご当地牛《オリーブ牛》として販売され、人気になっています。又造園の分野でもオリーブの木は売られ、洋風の家の庭木に使われています。 いちご家では10月下旬より農家仲間の塩蔵オリーブとエキストラバージンオイルを今年も取り扱いします。ご期待ください。

お米

かつて島には114㌶の田んぼがありました。その当時の3000人の島民が食べてもあまり、島外に出荷していました。しかし高齢化・後継者不足が進み、今では20㌶位しか作られていません。島の各地区に棚田があり、現在は棚田再生が少しずつ取り組まれ始めました。豊島で生産されているお米の品種は《ヒノヒカリ》《コシヒカリ》が主で9月後半から本格的な稲刈りが始まります。10月にはいると機械干しの新米が、又11月から天日干しの新米が豊島の食卓にお目見えします。

松茸

豊島の秋の味覚松茸。豊島の山は松茸の宝庫です。どこでとるかはみなさん内緒。私も探しに行きますが未だかつて1本もとったことがありません。いつかは必ず・・・。

今年はいちご家に入荷致しました。