2011年 10月
2011.10.30
豊島中学校豊翔会(ホウショウカイ)が行われました。全校生徒19名の学習発表会です。午前の部と午後の部の2部構成で、午前の部は英語スピーチや弁論、科学研究発表が行われました。昼食は生徒が育て収穫した新米でお母さん方がカレーを作ってくださり食べさせていただきました。午後の部は合唱や合奏などを生徒や先生方が行い大いに盛り上がりました。
写真は1年生8名の合奏ですが半年前まで小学生だった子供たちがチームワークよく立派に合奏している姿は頼もしく感じました。
午前中の長男の弁論の発表は親ばかながら感動しました。聞いてて涙が止まりませんでした。「長男君、君は体が小さく何をするにもハンデを抱え、陰のひたすらな努力で克服していることを父は知っていますよ!!今のひたすらな努力は今後君が生きてく上で大きな財産となるでしょう。へこたれず、夢に向かって頑張ってください。いつも父は応援してます。」
毎年多田農園のハウスは湿度が高く「灰色カビ病や菌核病」に悩まされています。もともと水田の転作として始めたいちごですから当然ハウスが建っているのは田んぼ。そこに花崗土を入れハウスの骨を組んでます。しかも南側は隣の田んぼが1m上にあります。雨が降ったり、田植えの時期になると南側が常にぬかった状態です。これはいかんと思いながら12年。
そこでこの機(何の機?)に湿度対策関連事業を行うことを予算化し、閣議決定!!即実行ということで配管屋さん児玉設備の大将とモリクマ農園さんの力を借り、土木工事を始めました。
南側つま面通路を20㎝~40㎝の深さで勾配を取りながら機械&手掘りで全長50mの溝掘り、そこに上半分5㎜ドリルで穴をあけた直径15cm塩ビ管を埋設。ドリルで肩こり、手掘りで腰痛、50に手の届く体はボロボロです。
ハウスの端にカイショウを入れフローターポンプで常に水を抜くだんどりです。
溝にはバラス(砂利)を引きつめ出来上がり。疲れた~!!そしたらどうでしょう!!集まる集まる。すごい勢いで水が集まります。
後は床のシート(アグリシート)を引きつめ工事終了!!と行きたいところでしたが、やばい反対側のカイショウが小っちゃすぎで土に潜っちゃいます。継ぎ足しの部品が来るまで工事は一時中断。
工事完成後はおそらく湿度は下がってくれることでしょう。そう祈ります。
めでたしめでたし。
2011.10.18
家浦八幡神社本祭りの日が来ました。10時集合に合わせて、各地区のかぎ手の人たちが集まり始めました。今日は平日のためかぎ手が少ないと予想されていましたが、何のことはない、皆祭りが好きです。これならどうにか、すべての太鼓をさせそうです。
自治会長のあいさつが行われ、いよいよ秋祭りのスタートです。(今日はRSK山陽放送の取材があり、20日18:15頃からニュース?で放映されるそうです。)
出立ちの前の子供たちです。きれいに着飾り、可愛くお化粧をしています。
「御宮入」です。子供だんじりに続き、硯の小太鼓、家浦岡の中太鼓、家浦浜の大太鼓の順番に行います。宰領の指示でお伊勢音頭に合わせ、乗り子が太鼓をたたき、かぎ手が太鼓台をさす(天高くさし上げる)。この太鼓台は大変重く、大太鼓は1.2トンもあるそうです。
「御宮入」を終えた太鼓台は、途中おたび所(漢字が?)でさし、何回かの休憩をはさみ、小学校校庭に向かいます。写真の小太鼓は最初から最後まで、かぎ手が担ぎ移動しました。他の太鼓台は、人数の関係で台車に乗せての移動です。
小学校の体育館で各地区のご婦人方が豊島の食材を使い昼食を作ってくださり、みんなでワイワイ食べました。豊島の毎年受け継がれてきた伝統的な祭りの食文化をここでは味わい感じることが出来ます。五穀豊穣を祝うお祭りならではです。
午後からは往路の逆で、八幡神社まで戻り、最後の御宮入をします。これで今年もお祭りが無事に終わり、また1年後に向けて片づけをしました。もちろん、片づけの後は、反省会という飲み会が待っています。本当に良いお祭りでした。いちご家は都会で育ったためお祭りを知らず過ごしました。しかし、豊島に来て祭りに参加し、子供ができ、親子と祭りに参加し、自分の祭りができ、なんか本当に良かったなとしみじみ感じています。(ほろ酔い気分で書いてます。)
2011.10.17
いよいよ家浦地区の秋祭りが始まります。まずは太鼓台の組み立てから始まります。お年寄りから若者まで組み立てを一緒に行い、お祭り気分が盛り上がっていきます。今日は平日なので人手が少ないようです。
組みあがった太鼓台は1年に1回しか見ることができないのですが、やっぱり大きくて、きれいで日本一の太鼓台です。屋根部分の装飾は金刺繡が施され龍が踊っています。まだ御花が飾られていませんがますます暑り気分が、高まってきます。
御花が飾られ乗り子も太鼓台に乗り、いよいよ宵祭りの始まりです。これから3時間かけ家浦浜地区を練り歩きます。
八幡神社到着予定時間3:30です。
途中、御花(寄付)をいただいたり、ふるまいのお酒やお料理などおいただいたお店や家の前でお伊勢音頭に合わせ太鼓をたたきながら、祭りの行列は進んでいきます。
いちご家では毎年シフトクリームのふるまいをしますが、家浦浜の太鼓台の後、硯地区の太鼓台に続き、家浦岡地区の太鼓台が続けて来ていただき、お店の前でお伊勢音頭をたたいてくださいました。ありがとうございます。
家浦八幡神社前に3:30に集結した3地区の太鼓台は「御宮入」を前に、お清めの「しおあび」をするため海まで運ばれました。その後もう一度八幡神社まで戻され、いよいよ「御宮入」です。
(「御宮入」は私も太鼓台を担いたため写真がありません。ご容赦。)
宵の祭りが終了後、10時30分まで仲間の家に上り込み飲んでいました。ここまでが宵のお祭りです。
2011.10.11
本日より株管理作業を本格的に始めました。①わき芽の除去②ランナーの除去③葉欠きを中心に行います。
①わき目の除去:基本当農園の株は1芽仕立てで6月まで管理します。1芽仕立てにして株に光が当たりやすくし、光合成により作られた栄養分を1つの果房に集中させ、品質と味の向上を図っています。また、株に負担をかけず出蕾サイクルをあげて収量アップを図っています。だから当農園の苺は味が濃くおいしいのです。
②ランナー(ツル)の除去:苺は子孫の残し方として、種・ランナー・わき芽がありますが、ランナーをいつまでも残しておくと栄養分が子孫を作るためのランナーにとられてしまうため伸びてきたら速やかに除去します。この作業もいちごの味と株を強くするために必要な作業です。
③葉欠き:この作業は前回9月28日のブログにアップした通りです。今回は定植時から残っていた古葉を1~2枚除去しました。定植から20日で3枚から4枚新しい葉が展開してきています。出蕾率も60%まで上がってきています。本日は2,000株の作業をし、開花した花を21個見つけました。明日、花の受粉のためミツバチの導入をします。
とにかく、この作業を徹底して6月まで行います。頑張っておいしい苺を作り続けるため13,000株を管理し続けます。(決意)
葉欠き前 葉欠き後
※葉の白い汚れは「硫黄粉」です。硫黄は温泉などの成分にも入っていますが、苺では「うどん粉病」の予防として使います。
2011.10.07
小豆郡小学校陸上記録会が小豆島町内海で行われ次男君が見事2着に入り、夏の水泳平泳ぎ50・100に続き、香川県大会に出場決定しました。パチパチ!! ボルト的にスタートが遅れ、結果2着。自己ベストで走れば1位だったのですが残念(親バカです)。県大会までに徹底したスタートダッシュの練習が必要のようです。豊島小の5年生は3人しかいないため4年生から1人借りて400mリレーにオープン参加し、全員よく頑張りました。豊島小の5年生は走り幅跳びでも1人県大会出場を決め、11月3日に行われる県立丸亀競技場?で行われる県大会に出場します。今日は大声を出し過ぎのど痛です。親が緊張して、ブログ用写真撮り忘れました。
「10/16(日)豊島シンポジウムを開催します。参加申し込みは現在受付中です。10/15、16両日には美術館そばの棚田で収穫祭を開きます。食やランドスケープなど豊島の秋をお楽しみください。」って記事(http://bit.ly/fq0kB4)が・・・。
収穫祭で食を提供するのは岡山から連れて来る立派なお店の立派な料理人だそうです。
豊島の文化や歴史って何だろうか?
確かに新しい風を吹き込むことも大切である。しかし島に住む人自らが表現することを拒まれ、いったい豊島の何を語ろうというのか!?
積み上げて来た歴史や文化には言い尽くせぬ努力があって今があるのに。
とあるおばちゃん「記事を見たから当日棚田の新米でおにぎり売ろうと思ってナ。自分で漬けた梅干し入れて、豊島の海苔まいて、そうそう自分でつけたおこうこうと自分で煮た佃煮も入れられるわ。全部豊島やで!!!」って言ってたのに。
こっちの方が絶対豊島の食の分化であり島の歴史だと思う。
やり切れない思いでいっぱいです。
10月5日は子供の陸上郡大会応援のため臨時休業いたします。ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承くださいませ。
2011.10.02(日)
夏祭りの準備始まりました。
今日は家浦八幡神社の太鼓台の縄巻きを行ないました。家浦の太鼓台は小太鼓(硯地区)・中太鼓(家浦岡地区)・大太鼓(家浦浜地区)・だんじり・神輿の5台が出る大きなお祭りです。毎年10月17日(宵)、10月18日(本祭り)が行なわれ、多くの人でにぎわいます。両日は小学校も早く終わり、3年生から6年生までの子供たちが乗り子として、太鼓を御はやしに合わせてたたきます。家浦の太鼓は差し上げた後、落とし、そして回します。今日の作業の縄まきですが、子供たちが怪我をしないようにクッションの意味と、太鼓台本体が壊れないように保護するため行ないます。お祭り男のいちご家は祭りが近づきわくわくしています。
NPO法人アーキペラゴ:いちご家のジャムやソースを紹介・販売していただいている団体です。http://www.archipelago.or.jp/project/2011/09/post-52.html(イチゴジャム・ソースの記事)http://www.archipelago.or.jp/store/products/category/91/
中田英寿:いちご家・多田農園にお越しいただいたことがアップされています。
http://journey.nakata.net/revalue/staffdiary/vol17.htm
Mapion
http://www.mapion.co.jp/m/34.48513038_134.06535596_8/v=m2:%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%94%E5%AE%B6/
小豆島で農業を!苺農家の記録。ふじログ。:多田農園が所属しているいちご部会の仲間です。