2011.10.11
本日より株管理作業を本格的に始めました。①わき芽の除去②ランナーの除去③葉欠きを中心に行います。
①わき目の除去:基本当農園の株は1芽仕立てで6月まで管理します。1芽仕立てにして株に光が当たりやすくし、光合成により作られた栄養分を1つの果房に集中させ、品質と味の向上を図っています。また、株に負担をかけず出蕾サイクルをあげて収量アップを図っています。だから当農園の苺は味が濃くおいしいのです。
②ランナー(ツル)の除去:苺は子孫の残し方として、種・ランナー・わき芽がありますが、ランナーをいつまでも残しておくと栄養分が子孫を作るためのランナーにとられてしまうため伸びてきたら速やかに除去します。この作業もいちごの味と株を強くするために必要な作業です。
③葉欠き:この作業は前回9月28日のブログにアップした通りです。今回は定植時から残っていた古葉を1~2枚除去しました。定植から20日で3枚から4枚新しい葉が展開してきています。出蕾率も60%まで上がってきています。本日は2,000株の作業をし、開花した花を21個見つけました。明日、花の受粉のためミツバチの導入をします。
とにかく、この作業を徹底して6月まで行います。頑張っておいしい苺を作り続けるため13,000株を管理し続けます。(決意)
葉欠き前 葉欠き後
※葉の白い汚れは「硫黄粉」です。硫黄は温泉などの成分にも入っていますが、苺では「うどん粉病」の予防として使います。