夜冷庫とハウス
我が家の夜冷庫は1万本タイプです。
左右のレーンに4段の棚がありレールに乗っています。

夜冷庫内は4弾の棚が納まるように組んであります。

苗を収めるとこんな感じです。苗の移動は棚がレールに乗っているので樂々です。
苗は14時から翌6時まで涼しくゆっくり休みます。

夜冷庫は断熱材の入ったパネルで組み上げておりかなり機密性が高くなっています。
室外機は三菱製で5時間くらいで38℃位から15℃まで下げる能力があります。

日中は併設したハウスの中に出して太陽の光を十分浴びせます。

ハウスの天は3mmメッシュの防虫ネットをかけてます。
ヨトウ蛾やイナゴ対策です。

ハウスサイドは1mmメッシュの防虫ネットです。

こんな感じです。
この施設は県単補助により5年前に建てたものですが、ハウス抜きで180万円(1/3補助で総額は270万円)と言う代物です。10年償却として年間18万円。
高いか安いかは目的の問題で変わってきます。
単純に早期出荷による苺の単価アップは、早期成熟による平均1粒重量のダウンでかなり薄まってしまいます。そのため償却分と相殺されてしまいます。
しかし夜冷庫の良いところはここからです。
① 夜冷苗と無処理苗の収穫時期(ピーク)がずれ作業が軽減でききる。
② 花芽分化をある程度コントロールできるため、頂果房の収穫開始時期をそろえられる。
などなど
金銭的な利点はこの地域ではあまり出ないのですが、年間を通しての経営として利点盛りだくさんです。
導入を考えてみたい人はご連絡を!!