2013年 9月

後期夜冷苗は今日で5日になりました。上から2日目(24時間後)、3日目(48時間後)・・・です。
新葉がやっと動き始めました。定植した20日からずっと暑く、連日バック内温度が38度超えで活着が多少遅れ気味のようです。予報では明日辺りから日中の気温が下がってくるとの事、少し期待です。
それにしても15日定植と比べるとかなり差がつきました。
2日目
3日目
4日目
5日目
前期夜冷苗定植後10日が経ちました。
溢液(いつえき)現象でとてもきれいです。今年の苗は根の傷みが多かっただけに心配していましたが、順調に根が動いているようです。

朝、いちごの葉っぱや顎(がく)の先に露のような水滴が付く現象で、葉っぱの先端から出てきたものです。
いちごの株は土から水分と肥料を吸収し、 朝に体内の余分な水分と肥料を葉の先から外に出します。
この水分が乾くと肥料分が残り、白いあとが付きます。
この溢液現象は、根が活発で生育が良い状態の時におきます。
つまり、溢液現象は健康バロメーターになるんです。

水滴が朝日に当たって、宝石のように輝いています。

写真
写真
今年は8年間使用したピートバック(土:ピートモス+ロックウール+パーライト)を一部新しいピートバック(ピートモス+ヤシガラチップ)に入れ替えました。毎年1/4入れ替え4年で間で全部を入れ替える計画です。

早期夜冷苗定植から1週間が経ち両者に差が出始めました。定植後新葉1枚出ましたが、従来のバックはスムーズにのびのびと展開していますが、新バックは何かこじんまりとしています。
そこで両者のバック内環境を調べてみることにしました。
まずは廃液のEC濃度測定値
旧:80~90台(60~70が望ましい)おそらくバック内に残っていた根などの残さが影響と考えられます。
新:60前後
次にPHの測定値 両者給液は6.5
旧:バック内6.5 廃液7.0
新:バック内5.0 廃液5.5
バック内含水分量(一掴みして絞ってみた感じ)
旧 〉 新

かなり環境が違うのがわかります。
新バックはPHが若干低いのと、バック内養分含量は思っていた以上に低いのでは。
PHは水道水を流し込めば上がりますが一時的なのと、バック内の養分濃度をこれ以上下げたくない為置いておくことに、又 養分は給液の濃度を上げても良いのですが、他の旧バックの影響も考えると 新バックの苗には葉面散布による追肥をこまめにすることにします。
今年も例年通り準備段階でばっく内洗浄を真水で1週間行い、2日前から弁当肥えとして養液を流しました。旧バックはこの方法が最適なのですが、新バックは養液開始時期を早め、しっかり養分を持たせて定植する必要があるみたいです。

写真旧バック
写真新バック

後期夜冷定植終了
第1ステージ「育苗」が終了。毎朝の手潅水から開放されます。(嬉)
第2ステージ「本圃」がスタート。
ここから収穫までの2ヶ月が腕の見せ所。少なくても2月末ぐらいまでの苺の出来ばえを左右する大事な期間です。気を引き締めて頑張ります。
明日・明後日は仲間のハウスに定植の助っ人に行って来ます。

【前期夜冷1回目花芽検鏡の結果】
7月3~7日挿し苗
8月20日夜冷入庫・窒素中断
8月22日葉内窒素467ppm(窒素換算)
8月30日葉内窒素244ppm(窒素換算)
9月6日検鏡
1本目:分化初期(ステージ 0.5)
2・3本目:分化(ステージ 2)
順調に花芽が分化してきています。
9月9日まで花芽をそろえるため夜冷庫で管理
順調に行くと11月15日収穫スタート!
【前期夜冷2回目花芽検鏡の結果】
9月9日検鏡・葉内窒素139ppm(窒素換算)
1本目:分化(ステージ 2.0)
2・3本目:分化(ステージ 1.5)
9月10日に後期夜冷と入れ替え・窒素再開
9月15日 定植
【後期夜冷処理苗の1回目の検鏡結果】
7月3~7日挿し苗
8月30日窒素中断・葉内窒素788ppm(窒素換算)
9月10日夜冷入庫
9月17日検鏡・葉内窒素208ppm(窒素換算)
1本目:分化(ステージ 2.0)
2・3本目:分化(ステージ 1.5)
9月17日・窒素再開
再検鏡なし
9月20日定植
順調に行くと11月25日収穫スタート!

 

本来この検鏡結果では定植しないといけない状態ですが、でも夜冷庫で花芽進行を遅らせて定植を20日まで引っ張ります。うまくいくかは出蕾してくる時期に分かるはずです。
写真: 後期夜冷処理苗の1回目の検鏡結果がFAXで届きました。こちらではステージを数値化してより細かく検鏡していただいています。花芽「1」が目安で施肥再開と定植可能の境目です。0.5・・・水管理・定植不可・再検鏡  1.0・・・施肥再開・そろそろ定植しよっか!?この時期からは花が飛ぶ    ことはまずありません1.5・・・施肥再開・定植可2.0・・・施肥再開・即定植2.5・・・施肥再開・大至急定植てな感じで判断しています。本来この検鏡結果では定植しないといけない状態ですが、でも夜冷庫で花芽進行を遅らせて定植を20日まで引っ張ります。うまくいくかは出蕾してくる時期に分かるはずです。
こちらではステージを数値化してより細かく検鏡していただいています。花芽「1」が目安で施肥再開と定植可能の境目です。
0.5・・・水管理・定植不可・再検鏡
1.0・・・施肥再開・そろそろ定植しよっか!?この時期からは花が飛ぶことはまずありません
1.5・・・施肥再開・定植可
2.0・・・施肥再開・即定植
2.5・・・施肥再開・大至急定植
てな感じで判断しています。

 

9/15(日曜)雨
7~8時 定植準備完了。いよいよ植え始めます。
写真
8~12:30 助っ人4+娘+自分と嫁の7人体制。4608株終了です。
写真
娘は昨年小学校の豊島学習でいちご栽培を行っていたため、戦力?として使っています。
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本日、予定定植株数は6528株。
14~16時3人体制になりましたが、1920株終了。
定植終了後台風による大雨でハウス内は大潅水のおまけ付きでした。
写真: 機能していない組織豊島は川はない。あるのは農業用水路。台風による朝からの大雨で水路は山からの雨水で満水状態。本来水利組合が水門を管理して干潮時に効率よく排水するはずである。しかし、耕作者に水利者である地主(田持ち)がほとんどないのが現状である。その為水門は放置され溢れても知らぬ顔。部外者が水門をいじろうものなら「権利もないものが勝手にいじるな」と鍵をかける。その結果がいつもこれである。権利には同時に義務も生じはずである。なにもしない、いやできない組織は存在じたいが地域を衰退させていく。もうこりごりです。
続きは9月20日後期夜冷苗の定植です。

フランスデビュー!
うちの子供たちが フランスの全国ニュース番組《France 24》の特集に出ちゃいました。
下記のリンクはネット配信された映像です。

内容は豊島横尾忠則館で取材のインタビューに応えたものです。

※豊島横尾忠則館の渡り廊下の水の下に豊島の子供たちや先生、地域の方が作成したタイルがあるんですよ。是非ご覧くださいませ。

しかし何言ってんだかさっぱり・・・もっとゆっくりしゃべって欲しいです。ってかゆっくりでも通訳して欲しいです(-_-;)

FRANCE 24 latest world news report